NDAとEDANAが正式にグローバル不織布アライアンス(GNA)を設立

国際産業用繊維協会(INDA)と欧州不織布協会(EDANA)の理事会は、両団体が創設メンバーとなる「グローバル不織布アライアンス(GNA)」の設立を正式に承認しました。この決定は、2024年9月に基本合意書に署名したことに続き、世界的な不織布業界の連携における重要な一歩となります。

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GNAの構造と目標

INDAとEDANAはそれぞれ、現会長とその他5名の代表者を含む6名の代表者を任命し、GNAの設立と運営に参加させます。米国で非営利団体として登録されているGNAは、リソースの統合と戦略的シナジーを通じて世界の不織布産業の発展方向を統一し、技術、市場、持続可能性における共通の課題に取り組むことを目指しています。

 

INDAとEDANAの独立性は維持される

GNAの設立は、INDAとEDANAの独立性を損なうものではありません。両協会は、法人格を維持し、政策提言、市場支援、地域サービスといった地域的な機能を維持します。しかし、世界的には、GNAを通じてリーダーシップ、人員配置、プロジェクト計画を共有し、地域間の連携と共通の目標達成を目指します。

 

GNAの将来計画

GNAは短期的には、組織構造の構築とガバナンスシステムの導入に注力し、長期的な発展に向けた透明性と戦略の一貫性を確保します。将来的には、世界中の資格を満たす非営利業界団体に「共同会員」制度を提供し、より広範で影響力のあるグローバル協力プラットフォームの構築を目指します。

「GNAの設立は、私たちの業界にとって重要な節目です。地域間の協力を通じて、イノベーションを加速し、世界的な発言力を強化し、会員にさらに価値あるサービスを提供していきます」とINDA会長のトニー・フラグニート氏は述べた。EDANAマネージングディレクターのムラト・ドグル氏は、「GNAは、不織布業界が一致団結して世界的な課題に立ち向かい、影響力を高め、業界を拡大し、世界志向のソリューションバランスの取れた取締役会構成により、GNAは世界の不織布業界のイノベーション、サプライチェーンの連携、持続可能な開発を推進する上で変革的な役割を果たすことになっています。


投稿日時: 2025年7月5日